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『おネエMANS・RETURN』 Ⅱ

 ♪~「あなただけよ♥」とまた惚れられて、何故かいつもの「おネエMAN」~

    咲いた花なら散るのがさだめ、いっそ咲かずに日陰花~

    恋に咲きたい「お~~~ネ~~エMAN~~」~♪

 

 お待たせいたしました!『おネエMANS・RETURN』開演~、開演~~。

 

 昭和53年、春も終わりの浪速の地。

 高校を無事(?)卒業した私は、銀行の独身寮にいた。

 そこは、寮生総勢150名は居ようかという、大きな寮。

 下は18歳から上は40代後半までと、幅広い年齢層の男連中がうじゃ~~っと暮らしていた。

 

 まだまだ「和田少年」の面影を残した美少年・・・いや・・・少年・・・ん~~ん・・・おっさんくさい18歳だった私は、態度だけは一人前。

 先輩がたへの礼儀はつくすものの、少しでもおかしいと思うことがあると、はっきりと「理解できません!」と口にする、ある意味男っぽい性格だった。

 そうなると、同期の連中とは、何かとやりあうことも出てくる。

 18歳ならではの、か・な・りやんちゃな行動で気持ちを爆発させることもしばしば・・・。

 ようは喧嘩です・・・。(恥)

 大抵は、先輩がたから「お前ら、社会人なんだから、ちょっとは行動を慎んだらどうや!」とのお小言を頂戴することになるのだが、そうでもないこともあるもので・・・。

 

 ある日の夜のこと。

 比較的早めに寮に帰ってきた私は、自室でゆっくり寛いでいた。

 「そろそろ晩飯でも・・・」と思っていると、寮の館内放送が響いてきた。

 ♪ポンポンポンポ~~ン

  堺支店の和田くん、堺支店の和田くん。南棟4階401号室の○○の部屋まで来てください。

  ポンポンポンポン~~ン♪

 「え?○○さん・・・?誰?」と思ったものの、「来いって言うなら行ってみっか!」と、その部屋に向かった。

 

 「失礼します!和田です!」

 「お~~、入り~~や!」と、中から穏やかな声・・・。

 「お邪魔します!」と中へ入ると、2人部屋の和室に、七三に髪を分けた黒縁眼鏡のおじさんが・・・。

 (あ~~、見たことある・・・。この人・・・)

 150名からいようかという巨大な寮。話したことがないなんて人は山ほどいるし、中には見たこともないなんて人もいるのだ。

 「君が和田くんか~。遠慮すんなよ!上がって」

 この寮は通常2人部屋だが、ベテラン寮生で年配のかたや、性格が個性的すぎる人(!)は、まれに1人で部屋を使っている。

 (さすが、1人部屋にいる人やな・・・。かなり年配じゃん・・・)そう思いつつ、部屋に入った。

 と、たたみ部屋の中央には立派なテーブル。

 そして、その上にはどこから手配したのか、寿司やら鳥の唐揚げやら、お刺身やらが豪華に並んでいる。

 「おう!座ってや!まずは一杯いこうや!」先輩、ビールの瓶を持ち上げた。

 「ありがとうございます!いただきます!」・・・今度は先輩にお注ぎして、かんぱ~~~い!

 「和田くん、おととい2階のどっかの部屋で喧嘩してたやろ・・・。今時、元気のいいやっちゃなぁ~と思てたんや!」

 「すいません!」

 「すまんことないがな!ええなぁ~~、気に入ったわ!」

 てな調子で、よもやま話に花を咲かせて、飲んだ飲んだ~~、食った食った~~・・・。

 

 もう夜も遅いので自分の部屋に帰ろうと、「先輩!今日はご馳走さまでした!もう部屋に戻って、寝ます!」と言うと、予想もしなかった答えが返ってきた!

 「ええがな!ここに泊まり~や。な!」

 (え~~~?泊まれって・・・はぁ?)

 「先輩、自分の部屋このふたつ下の階ですから、自室で寝ますよ!すいません・・・」

 「そうか~。戻んの面倒くさないか?泊まったらええのに・・・」

 「でも、△△先輩も心配しますし・・・」と、深く考えずに部屋を出た・・・・・。

 

 次の日の夕方。

 同期の友人に、「昨日、○○先輩の部屋に呼ばれて、すんごいご馳走食べさせてもらった!」と話すと、「え~~っ!あの人の部屋に行ったんか!!」と、えらい驚きよう!

 「え?何かあるのか?」・・・きつねに摘まれたような気分で聞き返すと、「あほやな~。知らんの!あの人、有名なこれやん!」と、五本指をピンと伸ばした手を、反対側の頬のところにそえた・・・。(・・・おネエMAN~~~・・・)

 「あら~~~。それでか・・・泊まっていけって言われたよ・・・」

 「え~~~っ!?そ、それで和田、泊まったんちゃうやろな!」

 「いや・・・部屋に戻るって断ったよ。・・・うわ~、良かった~・・・」

 今になって、背筋をマザーが・・・いやいや悪寒(おかん)が走る和田青年・・・。

 

 その友人の話によると、毎年の新入寮生から好み(・・・)の子を見つけては、部屋に呼び、ご馳走攻めのお酒攻めで、最後は「泊まり~や」・・・だそうである。

 中には、お酒の酔いも手伝って「ほんなら・・・」なんてことになり、夜中ふと目を覚ますと・・・先輩が・・・「キャ~~~ッ!」なんて逃げ出した人もいたらしい・・・。

 恐ろしい・・・。

 背筋をまたしてもママが・・・いやいや悪寒が・・・って、しつこいですね・・・。(反省)

 

 「そうか~~~。ベテラン寮生で年配だから一人部屋なんじゃなくて、・・・あっち系だから、誰かといっしょってわけにいかないのか・・・」

 やっと気づいた和田青年・・・またひとつ学んだ・・・。

 

 何とも恐るべき、おネエMAN・・・、和田くんとおネエMANSとの戦いはさらに続いていくのであった・・・。

                   つづく・・・(って、まだつづくんかい!)

 

 

 

 

 

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

お待ちしておりました!!!『おネエMANS』

「美少年」は絶対に間違ってるけど…めっちゃ面白いやん!(^^)!
知らんかったなぁ~知りたかったなぁ~知りたいなぁ~残念よ!!

投稿: たま | 2008年5月20日 (火) 23時41分

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